嘉永元年(1848年)創業。昭和62年には、仕込む酒のすべてを純米酒に転換、戦後初の全量純米蔵に。「神亀」は、かつて蔵の裏手にあった「天神池」に棲むという「神の使いの亀」に因んだ銘柄名。「ひこ孫」とは曽孫の意、三年以上の熟成を経た酒に冠らせる銘柄です。
所在地:埼玉県蓮田市馬込1978
電話:048-768-0115
蔵・酒質の特徴
燗酒にしてこそ増す豊かな旨み
仕込み水は、秩父系荒川の伏流水。硬水使用ならではの骨格のしっかりとした辛口純米酒を醸しています。そのフルボディの純米酒が熟成によって、さらには、燗酒にすることで、実にしみじみとした旨み、優しい飲み心地という長所が現れるのが神亀という酒の真骨頂。飲むことで食欲が増す食中酒でもあります。そんな基本の純米酒をベースに、活性にごり酒、無濾過生原酒、長期熟成酒など純米酒の持つ多彩な味わいをも発信し続けています。
蔵元の思い
「酒は、米から」。
純米酒は、米だけの酒。
アルコール添加で味を調整することのない、醸したままのお酒です。 それゆえに、純米酒造りでは、原料であるお米の品質が良いものでなければなりません。蔵元の仕事は、自分の器量いっぱいの良い米を蔵人さん達に用意することです。その上で、純米造りならではの丁寧な手仕事を重ねていけば、きっと良い酒ができるはず。基本どおりに手抜きをせずに造り続ければ、飲み手の側にもそれは伝わる。そんな確信をずっと持ち続けてきました。しかも、それぞれの蔵の気候や水や米の違いによって、それぞれに異なる個性の酒が出来ます。千の蔵の千の味。これが、本当の意味での日本酒の豊かさでしょうし、多彩な個性を提供することが、飲み手に対する本当のサービスだと思います。「とにかく良い米を」と求め続けて、15年前からは、有機栽培の酒米を使い始めましたが、仕込んでみると、醗酵の経過も、酒の生命力も全然違う。「酒は、米から」という事実を再認識することになりました。さらには、時間による熟成が加わることで、酒の味はさらに豊穣なものへと開花していきます。これからも、米の良さが伝わるような、じっくりと熟成させた豊かな味わいをお届けしたいと思います。
代表銘柄
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手作り純米酒 神亀 |
価 格 |
1800ml 2,998円(税込) |
酒 度 |
- |
原料米 |
五百万石 美山錦 |
酸 度 |
- |
精米歩合 |
60% |
酒 質 |
10℃くらいから熱燗まで幅広く楽しめる辛口 |
アルコール分 |
15度以上16度未満 |
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純米清酒 ひこ孫 |
価 格 |
1800ml 3,465円(税込) |
酒 度 |
- |
原料米 |
山田錦 |
酸 度 |
- |
精米歩合 |
55% |
酒 質 |
口当たり優しくふくよか旨口 |
アルコール分 |
15度以上16度未満 |
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